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細井道子さん
細井道子さんは横浜南キリスト教会のメンバーでした。体は不自由でしたが、さまざまな機会をとらえて神様を証しされていました。道子さんの存在は私達の教会がバリアフリーを目指すひとつのきっかけになりました。道子さんは2005年9月17日に天に召されましたが、彼女が残した詩をご紹介します。
「知っていますか」
知っていますか 立てないということ
立てないということは 台所にはって行っても
水も汲めないということなのです。
立てないということは 歩けないということなのです。
そして車椅子に乗るということなのです。
知っていますか 手が動かせないということ
手が動かせないということは 目の前にどんなごちそうがあっても
自分でそれを食べられないということなのです。
そして何よりもつらいことは、かゆいときにかけないということなのです。
知っていますか 生きるということ
何もできないように見えるわたしでも
必要としてくれる人がいれば 生きていける
あなたも生きてほしい。
わたしのために 生きてほしい。
「みんなと同じ」
歩けなくても 前にすすみたいの
目が見えなくても 美しいものが見たいの
言葉が話せなくても あなたと話がしたいの
自分で手を差し出せなくても あなたと握手がしたいの
感じること
考えること
あなたと同じ
泣きたいとき
笑いたいとき
あなたと同じ
●道子さんビデオドキュメンタリー: 「晴れた日ばかりじゃないけれど」 マザーバード制作
●書籍: 「ぽんこつ夫婦の活動記〜すべての人にありがとう」 サンパウロ
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